オタクの「男友達」の条件境界線はどこか

男オタクの脳内の女フォルダは「他人」「親族」「彼女」しかないという話題が発端になってます。
その後追記された『男オタクの脳内の女フォルダ反応』も大変興味深かったです。

中途半端なオタクのおいらでございますが*1オタク友人ジャンルは広いっすよー(笑)自身が中途半端ゆえのことなのですけれどもー。そして男女の友人も同じように多いです。これは自慢。えっへん(ぉ
いいからこの辺突っ込まないでおいてくれよ。

おいらの場合は一応おなごなので、男性側の対岸からの見解です。


『男オタクの脳内の女フォルダは「他人」「親族」「彼女」しかない』の意見はすげー目からウロコおちましたわー。
いろんな人とお会いする機会が多いのですが、ある一定のオーラのような違和感を感じる人ってだいたいあてはまってました。
『「知り合って仲良くなる過程がいかに省略できるか?」』という一説がまさにあてはまってたわけですね。ひどい時には省略どころかいきなり馴れ馴れしくしてくる場合もあったりしてオーラどころの騒ぎじゃないんですが(笑)

『オタク』というカテゴリに入る人は、ライトだろーがディープだろうが、その辺で適当にぶらぶら生きてる人よりも生き甲斐感じるシーンが多いと思います。
一つ(もしくは少数の複数)の物事に対しての造詣が深いから、いつもそれ以上のものを求めて探究してます。
ただ、深くなるまでの道のりを相手のレベルや立場になって「わかりやすく最初から」やることを惜しみがちです。いきなり深いレベルでしゃべっちゃいたいという。
で、大抵会話するときにも初対面だろうが異性だろうがいきなり省略しちゃったほうが『楽』なんですよ。そりゃそうっすよね。できるならそうしたい。(笑)
出だしでいきなり相手(異性)の出鼻をくじいちゃうわけですが、本人は「こんなおもしろいこと言ってるよ!」と、善意でやってます。
会話っていうのは出だしで相手の立場にたった上で理解を促して、了承得られてからできるもんだと思うんですがどうですかね?
そこを突破すると一気に「おおー!おめさん面白いやっちゃなー!」となるんですわ。

この段階で「男友達」ですね。
「男だけども男じゃない狭間の意識」が強いです。茶のみ友達。
この辺は説明難しいんですけどねー。

で、次に「いきなりディープな話題やプライベートな話題もあけすけしゃべれる」と判断できた人が彼氏なり夫なりになるんじゃないかと。
ここをいきなり目指されたんではたまったもんじゃないですね(笑)

前提を省略できるようになるまでは、相互理解を『段階的』にやる必要が絶対あります。前提省略のレベルもガンダムに例えるなら、会話上でいきなりなんの前触れもなく「連邦の白いやつは化け物かっ、って台詞、いいよね!」とか振られても相手は「???なにそれ?テレビでやってんの?」ってなります。「1から説明する」「キャラクターの説明をしなくてもすむ」「ストーリー概要の説明をしなくても済む」といろいろ段階があるです。


確かにオタクは「物事を深く知っている」だけで「人畜無害」ではあるのですが、どっからみても人畜無害になる条件としては「相手のレベルに合わせて徐々に歩み寄ること」だと思います。
徐々に歩み寄らないで一気に突っ込んでくるととたんに「人畜有害」と感じられるのではないでしょうか。
そしてこれがオタクの「男(女)友達」の条件の境界線になるんじゃないかと思います。*2

*1:アニメの名前は大体しってたり、ゲームのタイトル(エロゲ含む)知ってるんだけども内容全然知らなかったりする。キャラ名も分かったりするのでたちが悪い。ちなみにネットの技術的なところも名前だけ知ってたりする。中途半端。

*2:もし相手がこのことに気付かないでおしゃべりしはじめたら、逆にこちらから振られた話題の本当に初歩的なことから話してもらえるように方向を促すのも話術の一つかと。会話のギブアンドテイク。