文字を細らせずに縁文字を作る

ページのタイトルとか、本の題字とか、ちょっといじってみたいなーってことあるじゃないですか。
で、イラストレーターで作る時に文字に縁をつけたりとかしたいですよねえ。
というか、縁取りの文字は一番手っ取り早くできる装飾文字ですし、見栄えも汎用性があるのでなにかと重宝です。
でも、普通に文字に直接縁をつけると縁の幅が太くなればなる程文字が細くなっていってしまってインパクトが弱くなってしまう…ということがあります。

今回はなるべく簡単な、右側の縁文字の作り方(イラストレーター8.0、ただし他のバージョンでも転用可)です。


(1)最初に装飾したい文字を打ちます。普通に黒文字です。
(2)次に、(1)の文字をコピー(control+C(windows)もしくはcommand(林檎マーク)+C)します。
(3)control+F(windows)もしくはcommand(林檎マーク)+Fで同位置ペーストをします。
(4)カラーパレットで『線の色』に縁取りしたい色を選択します。(塗の色ではありません)
(5)(4)を「アイテムを最背面へ」配置します。
(6)線種パレットで縁取りの太さを好きなだけ太らせます。*1

はい、これで文字が細らずに縁文字ができました。

バリエーションとして複数文字を重ねて上記の作業を繰り返すともっとごてごてさせることができます。


3段構え縁文字


5段構えで(1)をアウトライン→グラデーション*2

縁文字だけでも結構遊べます。*3

*1:線の太さは文字を中心に増えていきますので、実質見えるところは半分の太さです。ex:2mm線→見えるところは1mm

*2:ミスって欠けた。。。角丸にしなかった白縁文字が影にかくれてた模様。消すの忘れてた(ぉ

*3:ちなみに、文字が小さすぎて印刷上潰れるとかいう場合はわざと直接線パレットに背景色を0.05mm線幅つけてつぶれを回避したりすることもたまにあります。